美容室でよく相談を受けるのが
『髪が綺麗にならない』
『髪を綺麗にしたい』
『高いトリートメントを使っても髪がなかなか綺麗にならない』
など綺麗な髪に関してよくご相談を受けます。
髪を綺麗にしたいという人は大抵ヘアケアを頑張っている人が多いと思います。
ヘアケアをしても髪が綺麗にならないのは何故か?
もしかすると原因はヘアダメージではないかもしれませんよ!
今回は髪を綺麗にするには、です。
髪が綺麗にならない原因は?
髪を綺麗にしたいと思ったらまっさきに思い浮かぶのはトリートメントだと思います。
もちろんヘアケアは大事な要素ではありますが、一生懸命ヘアケアをしてもなかなか綺麗な髪にならないなんてこともあります。
もしかすると髪のダメージじゃないところに原因があるかもしれません。
僕は髪が綺麗=ダメージレスとは限らないと思ってます。
これにはちゃんと理由があります。
【髪が綺麗】の定義はなに?
まず綺麗な髪の定義についてですが、
ツヤがある
整っている
まとまりのある
潤いのある髪
毛先がバサバサしていない
がポイントだと思います。
他にもストレートな髪も綺麗にみえやすいなどもあります。
では髪が綺麗に見えない原因はなんでしょうか?
綺麗に見えない原因
髪が綺麗に見えない原因はダメージだけではないと思います。
髪質によってはカラーやパーマもしてないのに綺麗に見えない髪もあるし、逆にカラーしてても綺麗に見える髪質もあります。
髪が綺麗に見えない原因は主に下記のことが原因です。
ツヤがない
髪のツヤは綺麗な髪に不可欠です。
逆にいえば、髪が健康でも、ツヤがなければ、髪は綺麗にみえないとも言えます。
以前このサイトでも
ツヤ=髪が傷んでないとは限らない
というお話をしましたが、髪のツヤは光りの反射なので、光りさえ綺麗に反射できれば髪はツヤツヤにみえます。
もちろん傷んでない髪のほうがいいのでヘアケアしなくていいってわけではありませんが、ツヤ髪には工夫次第ではある程度の状態であれば作れます。
まとまりがない
毛先が上手くおさまっていなかったりまとまりのない髪は綺麗に見えません。
パーマスタイルやショートのラフなスタイルなんかは、
『可愛い(カッコいい)』
『素敵なヘアスタイル』
『フアフア』
など感じやすいかもしれませんが、髪が綺麗という感覚にはあまりならない傾向にあります。
まとまりや整っている面がつくりやすいスタイルやストレートの方が綺麗に見えると傾向にあります。
シャンプーやトリートメントのCMの髪はストレートヘアやある程度面のあるスタイルが多いのはこのためです。
視覚的にいたんでみえる
髪の状態が視覚的にいたんで見えやすいこともあります。
例えば、カラーの色が抜けてきて毛先が明るくなってきた時などは、染めたてと比べてダメージが大幅に進んでるわけではないのに一気に傷んだ髪にみえます。
道で『あっ!あの人髪が綺麗!』と思っても実際に髪に触れるわけではないので視覚でしか、判断できません。
実際には健康な髪かもしれないし、実はダメージがあるけど髪が綺麗に見えてるのかもしれません。
綺麗に髪を見せるというもの大事だと思います。
ハイダメージな髪
髪が綺麗に見えるのはダメージの有り無しだけではないですが傷んでない方が綺麗に見えやすいことが多いし、傷んでないに越したことはないです。
特に切れ毛や枝毛、濡れると髪がゴムみたいになったりと髪が変形するほどの痛みに関しては綺麗に見せるのは至難の技です。
ヘアケアはやはり重要であることには変わりはありません。
では髪が綺麗にするにはどうすればいいのでしょうか?
髪を綺麗に見せるには
髪が綺麗にみえる綺麗な髪の定義は先程お話ししました。
なんでダメージなし=綺麗な髪ではないかという話です。
もちろん傷んでない健康な髪が綺麗にみえるということもあります。
しかしなかなかそんな人はみかけません。
でも髪が綺麗にみえる人って普通にいますよね。
美容室でこんな例がありました。
僕が担当するお客様A様の紹介で数人お店にいらっしゃいました。
皆様に共通するのが、
『Aさんは髪が綺麗』
でした。
実際のAさんの髪の状態は髪のダメージを5段階で5が一番ダメージが大きいとすると、
根元から中間2~3
毛先は4くらい
俗にいう髪の痛んでいる人
でした。
僕から見れば見ためは綺麗でもやや危険な傷んだ髪
紹介できてくれたお客様からみれば、傷んでない綺麗な髪
だったのです。
Aさんのよくするメニューは
縮毛矯正
カラー(できるだけ黄色ぽくならない色)
カット
トリートメント
で髪はロングでした。
Aさんはマリンスポーツが好きで本人も髪が傷んみやすいのを気にしてました。
なんで何人もAさんの髪が綺麗にみえたのかというと、
縮毛矯正でまっすぐかつまとまりのあるヘアスタイルだった
縮毛矯正で熱で面を整えているためツヤもでやすかった
色でできるだけパサつかないようにヘアカラーしてた
ツヤのでやすいサロントリートメントをしてた。
先程お話しした髪が綺麗にみえる条件をかなり満たしてたんですね。
もちろん髪が健康で傷んでない綺麗な髪のほうがいいと思いますが、髪は一度ダメージを受けると完全に治ることはありません。
トリートメントなどで補修はできても本質的には治すことはできません。
髪を綺麗にしたいと思ったらヘアケアと同時に髪を綺麗に見せるのも重要だと思います。
髪にツヤがあれば痛んでても綺麗にみえる
一時期広告でツヤツヤな髪になれるカラートリートメントやトリートメントの広告をみたことはありませんか?
美容業界では数年前にお水系トリートメントと呼ばれるトリートメントが流行しました。
実際カラーをしてトリートメントをしたから髪が良くなることはありません。
あくまでツヤツヤになったことにより、髪が良くなった風にみえるだけでした。
どの商品とはいいませんが、かなりのメーカーのお水系トリートメントを使用しましたが僕はそう感じました。
ただダメージが増加することも感じなかったのでツヤツヤになるカラーとしては良いものだとは思います。
ただし、広告などでトリートメントと謳ったり、美容室でやればやるほどよくなるといって髪に負担がかかり、トラブルも増え徐々に下火になっていきました。
個人的には髪がなおるとかよりツヤツヤカラー的な売り方であれば良かったのにと思ってました。
ただこのお水系トリートメントお客様には最初すごく評判が良かったのです。
ツヤツヤになるからめちゃくちゃ髪が良くなった感じがするし、周囲からもツヤツヤで髪が綺麗といわれたりするからです。
カラーをして髪が少なからず痛んだのにツヤツヤになるカラーで髪が綺麗にみえる
矛盾しているようですが、
実際髪が綺麗=ツヤツヤな髪
というのは意識的にあると思います。
なんで、アイロンや、カラーで髪がツヤっぽくにみえる色味なども有功です。
ツヤツヤな髪に関しては当サイトでかなりまとめてますので、参考になれば幸いです。
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熱の力は髪を綺麗に見せてくれる
ヘアアイロンや縮毛矯正など熱を使うと髪は綺麗に見えます
熱のパワーは髪の表面を整えてくれるので髪は綺麗にみえるんです。
ある程度いたんでキューティクルが毛羽立った状態でも一時的におちつかせることもできたり、髪質による捻れや縮れも治せるため、ツヤがでやすく髪は綺麗にみえます。
熱の力は髪を綺麗に見せるスペシャリストです。
これだけ見るといいことばかりですが、最大のデメリットは熱はその場では綺麗にみえるけど髪を傷める原因になります。
日頃休めるときには休み、綺麗に見せたいときには、使用するなどの配慮が必要です。
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髪は減点方式、日頃からダメージ予防
先程もふれましたが、髪は補修はできても本質的には治りません。
イメージは歯の治療にちかいです。
むし歯を削って穴を埋めて治しますが本来の歯とは違うし詰物もすこしづつとれてきますよね。
髪はダメージによって削れトリートメントで穴を埋めてもやはりトリートメントがとれたら元の傷んだ髪になります。
いわば髪か健康な状態から減点法式なので日頃からできるだけ傷めないのがさらなる綺麗な髪への近道です。
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やっぱりトリートメントも大事
何度も言いますが、髪を綺麗に見せることはできても、ヘアケアは大事です!
髪のダメージが少なければ少ないほど手間もかけずに髪も綺麗にみえるし、デザインの幅ややりたいヘアスタイルにも挑戦できます。
負担をできるだけかけない
トリートメントで傷んだ部分は穴埋めをして保護
などできることからしてみてください。
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まとめ
いかがでしたか?
髪が綺麗にならないと悩んでる人は
ヘアケアも重要ですが、髪が綺麗にみえるコツも重要だと思います。
例えケアを頑張っても結果がでるにはかなり時間もかかります。
ケアをして本質的な綺麗な髪を目指しつつ綺麗な髪の見せ方でいつも綺麗な髪になれるといいですね(*^^*)