最近、グラデーションカラーやバイヤージュカラーやグレイ系カラーの流行によりブリーチに抵抗がなくなってきてガンガン、ブリーチが美容室でもされるようになってきました。
しかし、ブリーチは実はハイリスクな技術です。
美容室にもお問い合わせで
「ブリーチしてるけど○○ってできますか?」
とお問い合わせを受けることがあります。
今回はブリーチした状態で縮毛矯正ができるのか?
または、縮毛矯正してるけどブリーチできるのかについてです。
ブリーチした髪に縮毛矯正はできるのか?
いきなり結論からいうと
できないこともないけど、今後の髪の状態は保障できないです。
一口にブリーチした髪といっても、髪のコンデションは違うのであくまで参考までに。
そもそも縮毛矯正はどんなかけかただろうがすくなからずダメージはでます。
まっすぐになると綺麗にみえるので負担がかかってないように感じますけど実際はかける前より確実に髪は痛んでます。
一方、ブリーチは美容室でもおそらく一番髪が痛むメニューです。
ある程度髪の状態が良くないと髪がトロトロになって切れたりする可能性があるくらい危険な技術です。
ブリーチした髪はすでに危険な状態の場合が多いです。
そんなブリーチした状態で縮毛矯正をかければさらに髪は傷み、ちょっとしたことで髪が切れたりするお人形さんの髪のような状態になることも。
縮毛矯正にかぎらず傷んだ髪に施術するのは基本的にはあまりおススメできません。
なんで美容室では、お店でブリーチしている髪には縮毛矯正はやらない美容室もあります
またブリーチして半年後だけどもう時間たったから縮毛矯正できるよね?
と聞かれることもあります。
しかし、
髪は事故修復しないし、切らない限り良くはなりません。
トリートメントで擬似的には補修できますが、まくまで擬似的にです。
擬似的に髪が良くなってもお薬や美容室での施術の耐性があがるわけではありません。
伸びた根元なら可能ですが、一度ブリーチしたところはかなり危険です。
僕もブリーチした髪やかなり傷んだ髪に縮毛矯正をしたことがあります。
「髪が膨らんで最悪切るからなんとかして」
「ブリーチした髪にパーマかけたらチリチリボワボワになって外にでれない」
もう現状危険だとわかっていてもなにかしないと悲惨すぎて外にでれないくらい悩んでる方けっこういるんですよね。
そういう方にはリスクの説明とかけ直しもできない、返金や技術保障なし、の状態でやらしてもらってます。
そして上手くやれば通常の縮毛矯正と同じ見た目になります。
僕はかなり研究して超傷んだ髪にも対応できるようにかなり練習しました。
それでもあくまで見た目が縮毛矯正と同じであって、髪を濡らしたりしたら誰でもヤバイ状態ってわかると思います。
そしていくら経験を積んでもリスクのある状態です。
あくまで緊急時の応急処置です。
どうしてもという方以外は基本的には断ります。
よく広告で
【痛まない縮毛矯正】
【酸性だから安全】
【○○トリートメントでダメージレス】
とかありますけどこれはあくまで通常の縮毛矯正よりは負担が少ないくらいにとらえたほうがいいと思います。
酸性の薬剤だからブリーチした髪でも大丈夫じゃなくて、ブリーチした髪には酸性の薬剤以外はほぼ対応不可能もしくは酸性がなかでも一番リスクがすくないだけですからね。
一度も自分が担当してないのに問い合わせにしてみたら、ブリーチした髪にも縮毛矯正は大丈夫って言い切る美容師がいたら、信用しないほうがいいと思います。
そりゃある程度経験と知識があればかけれるけどね、今後の髪のコンデションは下手したら数年悩まされるリスクは付きまといます。
注意ポイント
なんで、結論はできるけど、髪が死んじゃうリスクがあるよって感じです。
ブリーチした髪に縮毛矯正は断る美容室があるのは、リスクがありすぎるからです。
探せばやってくれるとこはあるかも知れませんが美容師としてはオススメはしません。
後、縮毛矯正が上手い美容師さんじゃないと失敗もしくは髪がヤバい状態になるリスクがはねあがるので気をつけてください。
注意ポイント
縮毛矯正してからブリーチ
これもやれないことはないけど危険です。
さきほども話しましたが、縮毛矯正はみためが綺麗になりますが、実際は傷んでるケースも多々あります。
縮毛矯正自体髪に負担がかかりやすいですかね。
そこにブリーチをすると一気にダメージが露呈することも
ただお薬の性質上、ブリーチからの縮毛矯正よりかは、縮毛矯正した髪にブリーチのほうが対応しやすいです。
なんで縮毛矯正した髪でもブリーチは美容師さんに相談すればやれるケースはあるかとは思います。
ただし髪はかなり傷みます。
注意ポイント
縮毛矯正とブリーチ、大丈夫な場合
まだかけられる可能性が場合もあることはあります。
縮毛矯正→ブリーチ→その後縮毛矯正のかけてから時間がたち根元が伸びてきた場合。
もともと髪が丈夫な髪質もしくは、カラー暦が短く、ブリーチしても比較的ダメージが少ないケースです。
縮毛矯正→ブリーチ→その後縮毛矯正のかけてから時間がたち根元が伸びてきた場合
これはあくまでリタッチ縮毛矯正(伸びた部分のみ)です。
リタッチであればブリーチ部分は関係ないですからね。
ただし薬剤を塗る際、ブリーチ部分に薬がつかないようにしないといけないので多少の技術も必要です。
毛先だけのブリーチとかであれば根本は関係ないのでくせが伸びてきた部分であれば問題ないと思います。
美容室に尋ねる場合は
『以前ブリーチをしたのですが、ブリーチしてない部分のくせを伸ばしたい』
といえば大抵やってくれると思います。
『ブリーチしてるけど縮毛矯正できますか』
と聞くと問答無用で断られることもあるので気をつけてください。
もともと髪が丈夫な髪質もしくは、カラー暦が短く、ブリーチしても比較的ダメージが少ないケース
生まれつき髪れが頑丈な人もいます。またブリーチまえの髪がダメージがない場合一度ブリーチしても髪の状態が縮毛矯正をかけれる状態の場合もあります。
ただし、自己判断が難しいため美容室で相談したのち施術する必要があります。
髪のダメージは目で見て分かる部分と分かりにくい部分もあるため自分が大丈夫だと思っても美容師的に難しい場合も多々あります。
この例はあくまで珍しい例だと思います。
まとめ
ブリーチしてカラーは流行りもあり素敵ですよね。
しかし縮毛矯正をしてたり、したいかたにはリスクもあり、あまりおススメできません。
縮毛矯正されてる方は一度ブリーチする前に考える必要があると思います。
またすでにブリーチしてしまった人でどうしても縮毛矯正したい場合は、ブリーチがはいっていない部分に留めるか、リスクがある矯正はしばらく我慢したほうが安全かもしれません。