今では髪のセットに欠かせなくなったヘアアイロン。
髪のセットやアレンジにアクセントを加えてくれるヘアアイロンですが、それと同時に熱によるダメージのトラブルも増加傾向にあります。
今回は髪を守りながら、ヘアアイロンを使うのに適正な温度と熱による髪への影響を紹介します。
髪が目玉焼き状態に!?タンパク変性により髪が固くなる
髪は主にタンパク質でできています。
タンパク質は熱をあてると徐々に変性していきます。
よく例えられるのが、卵です。
卵が熱を受けると白身が固まり焼きすぎると固くなっていきますよね。
髪も同様で、過度な熱により髪のタンパク質が変性して、髪が固くなってごわごわしたりします。
ただ髪は頑丈なキューティクルや髪の保水性により熱から守られています。
皮膚だと、火傷するような温度でも耐えられる構造ですが、長時間高温を当てたりダメージが進行すると、バリアー機能が低下し、髪のタンパク質の変性に繋がります。
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アイロンは何度が適温?
アイロンの温度ですが、
高ければ高いほど、髪を伸ばしたり曲げたりする力は強くなります
セット力は強くなる分髪への負担も比例して高くなります。
健康な髪の場合
加わる熱が、100℃あたりから変性する温度になりますが、100度(ドライヤーの温度)くらいでは長時間同じ個所にあてなければあまり変性は起こりません。
180℃で3秒以上あてつづけると変性がはじまると言われています。
あくまで健康的な髪の場合です!ダメージを受けてるともっと早く変性を始めます。
普通にアイロン操作して一ヶ所3秒以内は至難の技ではないでしょうか?
180℃(以上)はセットがしやすいですが、あきらかなオーバーパワーになりがちなんです!
髪のタンパク質の変性は
濡れた状態で60℃あたりから
乾いた状態で100℃を付近から
変化しやすいように感じます。
濡れた状態は髪が敏感です。ただドライヤーなどで、一ヶ所をずっーとあてつづけない限りそこまで温度は上がりませんので、安心して下さいね。
注意する点は、髪の濡れた状態でのアイロンは危険です。繊細な状態で温度もかなり高くなるので絶対に止めてください
乾いた状態では、健康な髪であれば、140℃くらいから特に変性しやすくなる印象ですが、基本一番巻くのは一番負担のかかった毛先の付近だと思います。
ダメージ度合にもよりますが120℃あたりから危険になるというイメージで良いと思います。
なので、巻いたりストレートにするには100℃ではさすがにパワー不足で跡がつきにくいと思うので、
できれば120℃でカールがつきにくい髪質でも140℃あたりで一ヶ所3~5秒以内くらいに抑えるのが理想だと思います。
温度をできるだけひくい状態から試してみて、5秒以内て跡が着くぎりぎりの温度をみつけるのも効果的だと思います。
どちらかというと温度を下げてあてる時間を長くしたほうがリスクは少ないと思います。
オイルはドライヤーの前に
オイルをつける際乾かす前とアイロン前のどちらがいいのかよく訪ねられますが、僕は乾かす前がいいと思います。
なぜかというと、オイルの種類によっては、アイロンの熱で気化する際、髪温度が乾いてる状態より上がる場合もあるので、僕は乾かす前を推奨してます。
まとめ
アイロンの温度は髪の状態にもよりますが、できれば120℃から140℃の間で、あてる時間は一部分につき最大でも3秒くらいにとどめてください!
実際は目玉焼きのように一気に形状が変わることはあまりないですが、毎日使用してると少しずつ髪は固くなっていきます。
できる限り負担を減らすようにして下さいね(*^^*)
最後に、髪の悩みなどあれば、気軽に相談して下さいね(*^^*)